本日の午前中に区の総合庁舎2階大会議室で行われた、目黒区教育委員会が主催する教育施策説明会(前期)に参加させていただきました。
大会議室の室内には約50人程度でしょうか。PTA、一般区民、他区からの人。
約1時間の説明の後、質疑が行われていました。
お恥ずかしながら知らなかったことが多く学ば差せていただきました。
特に「特別支援教育」について説明を受けているときには、自分の幼少時代が思い浮かばされました。
私は群馬県の藤岡市という生まれですが、小さい頃は小さい一戸建てのアパートに住んでいました。近隣に全部で15戸くらい存在していたと思います。地方ならではかもしれませんね。
子どもたちはその小さなコミュニティのなかで異年齢で遊んでいた記憶です。たぶん10人以上の子供たちがいたのだろうと思います。
その中にカズくん、とアマちゃんがいました。
カズくんは今考えれば特別支援が必要な子どもでした。いつもニコニコ笑っているのですが、あまり会話はできなかったと思います。彼とはどのように遊んでいたのかも忘れてしまいましたが、たぶんカゲフミや、ケードロ、色鬼などで遊んでいたのだと思います。
アマちゃんは私よりも年齢が2,3学年上級生でした。体も大きくおもちゃをたくさん持っていた記憶です。人生の中でチワワの犬をみたのも彼の家が初めてでした。
さて、「トゲ」のような思い出とは、私はものごころがついたのは遅かった記憶なので、たぶん小学生に上がったくらいの時だったと思うのですが。
アマちゃんがエアガン(ライフル型)を買ってもらいました。ハンドガンのような簡易的なものではなく、BB弾と呼ばれるプラスチック製の小さい弾を専用の薬きょうのような部品に取り付けて弾をこめるようなものです。初めはおそらく空き缶などを狙って遊んでいたのだと思います。
ですが、その後アマちゃんは空き缶ではなくカズくんの腕を撃ちました。
私は、絶対ダメなことと思いましたが、体の大きい上級生に対してモノを言う事ができず。見ていました。おそらく2回くらい撃ってカズくんは「いたい、いたい」と言いながらも顔は笑っていたと思います。その後別の遊びをしたのか、解散して帰ったのかは憶えていません。
アマちゃんは片親でした。もちろんそのことがエアガンを人に対して撃つことにはつながりません。むしろ、当時はいろいろおもちゃもゲームも10万円以上の金額のチワワ(買ってもらったといっていたような。)がいたことも何か関係しているのではないかと思っていました。
その後、カズくんは同じ小学校の支援教室にいったのか、引っ越しをしたのかは全く記憶にないのですが。
ただ事実として。私はアマちゃんに注意できなかった罪悪感をもちました、見ていただけの自分に腹立たしかったのだと思います。傍からみたら、加害者側になっていたのだと思いますが、今でもその光景は他の記憶よりも残っています。二人についてもっと違う接し方があったのではないかと今になって考えました。
さて、特別支援教育にもどりますが、さまざまな程度とさまざまな状況が考えられる中で、やはり必要なのは、十分に対応するだけの時間が必要なのだと思います。そのためには「人」が必要なのだと思います。
「福祉は人」このことを忘れないようにしたいです。
この心の「トゲ」を戒めにして、今後の活動にも取り組んでいきます。
長文をお読みいただきまして、ありがとうございます。また、乱文乱筆にて失礼いたします。
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