目黒区今年度待機児数と今後の課題

文教・子ども委員会にて今年度の待機児数が報告されました。

今年度は『79』でした。

推移をみると

4年前~今年度

294-299-617-330-79 となっています。

数字を見ると待機児は解消傾向にあります、一方で待機児の算出の方法が下記です。

この状況を見てみますと、待機児には含めない数にて「認可保育所等へ入所を希望しながら入所できなかった人数」という数字ですと664人います。

②は近隣に保育所がないなどのやむを得ない事由により、認可外保育などで保育されている児童は待機時には含めない ⇒ もともと施設が近隣になければ、待機児としては見ない。

④現在保育園に入りつつ転園を希望している場合は待機児に含めない ⇒ 近隣などに入りたくても待機児としては扱われない。

⑤他に利用可能な保育所の情報を提供を行ったにも関わらず、特定の保育所を希望し、待機している場合には待機児に含めない ⇒ 利用可能な保育園があったとしても場所などの条件に合わなかったとしても待機児にはならない。(一方で育休が欲しいだけだから無理やり人気の保育園しか書かないのではという考えの理事者もいるが、実態は調査できないとのこと)

こう読み取ることもできると思う一方でやはり懸念されるのは「保育の質」の部分です。

昨年もさまざまな問題点が共産党に寄せられています。

開園当初では保育士の人数がそろっていない。園庭がない保育園で窓も閉めっぱなし。近隣の公園までは10分くらいかかってしまう。などここではお伝えしきれないような大きな事例も起こっています。

待機児が減ってくる一方で今まで区民から支持を得ていた認証保育園や小規模保育園が認可になれずに廃園に追い込まれてしまうということも起こります。また、児童が成長すれば、学童保育の問題も浮き彫りになっていくことも容易に想像できます。

今後も「待機児」だけではなく現在の保育園の状況や「保育の質」をしっかりチェックしていく必要があります。

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